消えゆく震災の記憶、高まる大地震の発生確率

阪神淡路大震災からきょうで22年目を迎えました。

メディアでは神戸での式典ばかりが報じられますが、この地震での被害は神戸に限られたわけではありません。

当社のある大阪は箕面市でも建物が全壊して死者も出るほどの被害が出ているのです。

当社で働く者は皆、大阪北部が兵庫南東部に居住する者たちでしたので、出勤できない者、親族が被災地に取り残された者、また同じアパートで死者が出た者など、被害が身近なところで生じていました。

舗装道路にもヒビがはいり、わが市の大動脈国道171号線の石橋バイパスは、崩れはせずとも橋脚に亀裂が入り、その日から数か月のあいだ通行止めになりました。

緊急車両のサイレンが町中に鳴り続けて、事態は深刻を極めていたのですが、きょうに至ってはその面影はどこにも見つかりはしません。

すでに遠い過去の記憶へと消え去ったのです。
わたしたちは災害に無縁ではいられません。先週末からの大雪も災害といえるほどですし。

先日、政府の地震調査委員会が、南海トラフで今後10年以内にマグニチュード8以上の巨大地震が発生する確率を、引き上げました。

これまではの発生確率は「20%程度」でしたが「20~30%」に引き上がりました。

人間とは悪いことから目をそらしたくなる性分なのです。

そなえは常々欠かしたくないものですね。

キャリダンCD-8で階段を下りる様子

車椅子利用者の避難を補助する福祉機器のキャリダン。階段下降中でもブレーキレバーを離せば階段上での停止が可能です。

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