春の嵐は封書とともに

ここ数週間は異常に手紙の数が多い。束になって封筒だったり、葉書だったり、大きさも定型の細長い封筒からA4版ほどの大きさまで様々なおですが、その数が非常に多い。

だいたいが、「重要」とか「・・・・について」などと、時には朱書きで注意を促しているです。大事そうなのはわかっていても僕も年度末の仕事に終われまくっている身なので、ゆっくり読む気もしません。

いま身の回りで起きていることは僕の処理能力をとっくに超えているのです。督促状とか、請求書でもなければ、DMなど見る気もしないのだ。

送り主は、銀行、証券会社、クレジットカード会社といった金融機関、何かの販売店やネットのプロバイダやメーカーといった生活関連企業とか、会員組織や母校からだったりです。もう開けなくても内容はわかっているのです。とりあえず自宅の引き出しに押し込んでいたのだけど、もはや締まらないほどの量になってしまった。

これ以上は、ほっとくこともできないので、いま整理をしています。封筒をあけては数枚の紙、もしくは小冊子を取り出しています。

そこに書いているのは「当社では、かくかくしかじかのように扱いますとか」「今後、名簿に載せないことを希望しますか」など、文面は異なっていても趣旨は同じです。今月から厳しくなった個人情報の取り扱い方についてのことです。みんな自己防衛に必死なのでしょう。

情報漏洩の不祥事は日々報道されています。みずほ銀行では二十数万人分の情報を紛失した可能性が強いとか聞くと、やっぱり「怖いな」と思います。僕は「みずほ銀行」では口座をもっていませんけど、ある日は我が身に降りかかって、預金口座が空っぽになることもあるかもでれません。

情報管理の大切さはわかっていても、すでに相手に伝えていることを完全に削除させることは容易ではないようです。ましてやいまの社会に生きている限り、匿名でいることはむしろ不自由でもあって、それは生活時間のロスに直結します。

さて、そのDMに書いてあるそんな細かい規定なんか、僕の頭に入らないし、入っても覚えきれないのです。そこで、そのほとんどがゴミ箱へ直行となります。紙の無駄使いのようで、実に「MOTTAINAI」。

母校からも個人情報に関する通達を貰っています。名簿にはどの項目を載せてもよいかということです。少しだけ悩みましたけど、氏名と自宅の住所は公開OKとして返事しておきました。そのくらいなら僕のような市井の民には、さして被害も無いのだろうと思ったからです。

卒業生の中には有名人も何人かいるわけで、そういった人は、きっと掲載不可として返答しているような気がします。ストーカーは怖いですしね。

さて、この写真のひとも我が母校の卒業生ですが、個人情報はきっと秘匿で扱ってもらっているのような気がしますでしょうか。もっとも芸名と本名は少し違うので、卒業名簿に掲載されようとファンでなければ気づかないのかもしれませんね。
(宏)

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