第41回 国際福祉機器展 (H.C.R. 2014)

去る一昨日の10月1日から3日まで福祉機器で国内最大規模の展示会、国際福祉機器展(H.C.R. 2014)が東京ビッグサイトで開催されました。今年は第41回 目です。

41回ですか、長いですね。来年は42回目、人間なら来年は厄年ですよ。

青地に白い文字で第41回 国際福祉機器展 と記してあります

第41回 国際福祉機器展 (H.C.R. 2014)の看板

長くつづくのはそれだけでも立派。

出展されていた機器はアパレルも食品も、キッチンもお風呂もトイレも自動車もと、ほぼ生活全般にわたっています。

多くの福祉用具は、年を追うごとに改良を重ねられて正常進化しつつあるのですが、それも爛熟期になったのか、目を見張るような真新しさはなかなか見つけられません。

そのなかでも最も華やかで進歩しているのがロボット。昨年にひきつづき今年も介護ロボットには多くのひとが関心をもって見ていたように思えます。

介護ロボットは、移乗支援に特化だったり、食事支援専用のロボットだったりと特定の作業を補助するロボットが今のところ主流です。

移乗のときに介助者の筋力を補助するパワーアシストスーツは介護の現場で働くヒトにはことさら関心をもって見られていたようです。

白い介護ロボットが手を広げています。

高齢者を和ます介護ロボット

日本の工業は、生産拠点が海外に移り、また新興国などの外国企業にとってかわられつつあります。繊維産業しかり、製鉄業、造船業しかり。そしていま自動車産業も日本国内での生産車数が減るのは確実と思われています。それに代わるのがロボット産業と考えられているのです。

黒いスーツを着た男性が背中に水色のランドセルのようなものを背負っています。

背中に背負っているのは持ち上げる筋力を補助するパワーアシストスーツ

また介護サービスは、高齢化が進む他国でも日本のサービスを見習いたいとも目される日本を代表するサービス業になろうとしています。

サービス業としての介護、工業製品としてのロボット。この先の日本経済を活性化で期待される二つの分野が、組み合わさる福祉機器の現場が本当におもしろくなってゆくかもしれないと感じた次第です。

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