ちょっとしたお手伝い?

毎月、中旬から下旬にかけては利用者様のお宅を訪問することが多くなります。

その中で先日お伺いした大阪国際空港近くのお宅でのお話です。

帰りがけにパチリ

そのお宅のご夫婦はご主人が100歳、奥様が88歳になられるオシドリ夫婦。

しかも最近までそのご主人が奥様の介護をされていたスーパー老老介護世帯。

今でもお買い物や通院の際には奥様がご主人の腕につかまり仲良くお出かけ。

自分の祖父母も存命なら同じくらいの歳なので放っておけない存在です。

今回の訪問はご主人ご使用の歩行器の点検と様子伺い。

伺った時は丁度、奥様はデイサービスに行かれお留守でした。

ドアホンを鳴らすと奥から「開いてるからどうぞ」とご主人の声が。

遠慮がちに入らせて頂くと部屋の奥で屈んでいるご主人が…。

「どうされました?」と声を掛けると「掃除機がね…」

「掃除しようと思うんやが、どうも調子が悪くて」と言われるのでちょっと拝見。

そうしたら、ごみパック交換のサイン。

「パック、いっぱいみたいです」とお伝えすると「どうしたら宜しいの?ワシ、分かりませんねん」と。

そのままにしておけないので、「僕やりますから」と言って交換。

そしたら「これも調子悪うて」とテレビを指差されました。

掃除してたら急に映りが悪くなった、と仰るのでテレビ裏側を見てみるとアンテナ線がグラグラ。

「すぐ直しますね」とこれも手早く終了。

「助かりますわ」とお茶を出してくれようとなさるので「ご主人が飲んで下さい」とお返し。

「ほか何かありますか?」と聞くとベランダを見て「洗濯物、入れんとな」。

少しの量だったので、サッと取り入れ、カゴの中へ。

「あ、そうそう。歩行器の調子は如何ですか?」とやっと本題に。

「うん、調子悪くない。塩梅よう使わせてもろうてます。」とのこと。

歩行器の点検よりもお手伝いに伺ったような訪問でした。

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