ゲイシャ入荷致しました
この写真は、道すがら珈琲店の看板。
ゲイシャとは珈琲豆の種類だそうです。
パナマのエスメラルダ農園で採れる品種のひとつがゲイシャと呼ばれる。お店の方がそのように説明なさってくださいました。
「ひょっとすると日系移民がパナマの国で栽培を初めて豆ですか?」と、尋ねてみれば、
「芸者さんや日本とは関係ないのです。偶然に音が似てるだけです。」
そう、淡々とお答えいただきました。
「その質問は、よく訊かれますよ。」
余りに平凡すぎたかとちょっと反省。海外では人気の缶詰「GEISHA」は、日本の芸者さんが語源だとかですが、珈琲豆は違うんだそうです。
昔ながらの珈琲店さんは、スターバックスのようなチェーン店とコンビニの珈琲に板挟みとなって、なかなか厳しいとは聞いてますので、専門店ならでは取り扱いを強化せざる終えないのでしょう。
このエスメラルダ・ゲイシャですが、お値段は何と1杯1080円。
牛丼なら4人前にもあたります。コンビニ珈琲なら10杯分。
めっちゃ高級品。
最初は飲む気などさらさら無かったのですが、いまを逃せば僕の人生では二度と飲む機会が訪れないような気もして。
思い切って、注文をだしてしまいました。
数分待ってテーブルに置かれたのがこのゲイシャ珈琲。
お色は深みがあってなめらかなのは、見ての通り。
香りについてはわかりません。子供の頃から鼻が悪いのです。
さて、お味はといえば、濃すぎることもなく、薄すぎることもない、丁度良さでしょうか。
美味しいんだと思います。たぶん。
自分が味音痴なのを、飲み始めてから思い出しました。猫に小判でしたね。
ちょっとした贅沢は心を豊かにしますが、財布を寂しくするのはよくわかりました。
芸者遊びだろうと、ゲイシャ珈琲も僕には高尚すぎるのでしょうね。
いーえ、高尚で無く高価すぎるのです。