ホーリー・モーターズ
超~~久々に映画を観に行ってきました。
大阪に住む僕ですが、わざわざ京都は烏丸の京都シネマまで行ってきたんです。
それと言うのもこの映画は、関西では、神戸アートヴィレッジセンターとここ京都シネマの二カ所でしか上映されてないからでして、それでわざわざ今日とまで。先々にある僕の予定を考えると今日しか観に行ける日がなかったんですね。
そこまでして観に行ったのは監督が、僕の好きなレオス・カラックスだったためでした、前回の作品、ポーラXから実に13年ぶりの新作だとか。
ストーリーはといえば、ややこしいので映画の解説サイトさんに任すとしても、かいつまんで書けば、何者かの依頼をうけて、現実世界である人物になりきる男がいて、それも1日に9役もこなすという、現実にはあり得ないお話。
その男が移動に使うがキャデラックのロングストレッチのリムジンで、ホーリー・モーターズとは、その男を雇う会社らしいという設定。
なんというかドラマのハイライトシーンばかりを集めたような構成ですが、主演のドニ・ラヴァンが如何に器用なのかがよくわかる映画でした。
監督が言いたいのは、人生においてひとは、その場、その場でふさわしい役を演じているようなものだということでしょうか。
僕が観てる間に連想したのは、動物行動学者リチャード・ドーキンスが著作『利己的遺伝子』で提示した考え方。人間の肉体とは遺伝子の乗り物に過ぎないという説に近似した価値観かな。
帰りは、京都シネマの隣にあるKARA Sという雑貨屋さんをちょっとのぞいては、いつもの通り。