座椅子は高めのほうがいい
座椅子を探すひとには、ある一定の特徴があります。
答えは簡単ですね。
畳の上に座る姿勢を続けられないひと
もしくは、
そのご家族とかの関係者さん
座る姿勢が続かない理由の多くは、座ってると腰が痛くなるからだと思います。
大抵のひとはそう答えると思います。
だから畳の上に座るときに座椅子を使おうとするのですが、それはかえって逆効果かもしれません。
普通の座椅子とは畳(ときにはフローリングやカーペットですが)のすぐ上に座面を置いて、背もたれがついている形状です。
座面の高さと、畳の高さはとても近い高さです。高さの違いは大抵は数センチ、あっても十数センチという程度。
こういった形状の座椅子に座ると次の2つの姿勢で、いずれかになるでしょう。
- 両足を前に投げ出して座る
- あぐらをかいて座る
座椅子の上で正座をしてるひとは、見かけません。たまにいるかも知れませんけど、かなり例外です。
多くの場合は、両足を前に投げ出して、座椅子の背もたれに上体を預ける姿勢をとっているのではないでしょうか。
さて、「腰が痛くて据わってられない。」そう思って、座椅子を使うのですけど、ここがくせ者。
この姿勢をとると、腰痛には逆効果。
両足を前に投げ出して座椅子に座ると、かえって腰が痛くなるんです。
なぜかといえば、足を前に投げ出す姿勢や、あぐらをかく姿勢をとると腰が曲がるからです。
腰が曲がると負担になって、当然ですが腰が痛くなります。
低い座椅子とは、腰への負担が大きいのですね。
腰が痛いからといって座椅子に座ると腰が痛いという悪循環になりかねません。
しかし、そうはいっても腰が痛いお方のすべて座椅子にダメなわけではなくて、使ってもよい形状の座椅子があります。
お薦めしたいのが座面が高めの座椅子です。
座面が高くなれば、足は腰よりも低いところに位置するので、背筋が伸びます。よって、腰への負担がやわらぐのですね。
座椅子は座面は、べったり低いほうが座り安そうに思えても、実は高めのほうがカラダへの負担は小さいのです。
たとえばここに紹介する ちょこっとイス LC-3 なんかは座面が高くて座りやすい座椅子のひとつでしょう。
座面の高さは、22センチ、26センチ、30センチの3段階で調整が可能ですから、おからだ小さい方も、大きい方もどなたにでも適した高さに設定しやすい座椅子です。
座面の布地は、市松模様の柄ですから、和室にも洋室にもそれなりになじむので、大抵のお部屋に違和感なくなじみますし。
新しい座椅子を買うのをためらう方は、座椅子の上に座布団を2枚や3枚載せて座ってください。腰の傷みが軽くなるのが実感できると思います。