おっさん化

歳とともに物忘れが激しくなっているのは実感しているのですが、「わいも充分におっさんやな」と思わされる出来事があった。昨日、映画の話をしていたなかで「ポン・ヌフの恋人」を撮った監督の名前が出てこなかった。知ってるひとはしってるだろうけど「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」「ポーラX」で名を馳せたひとだ。作品名は出てくるけど、監督の名前が出てこない。なんでや。「ほらフランスのユダヤ系の」とか「アンファン・テリブルって言われた監督や」と言っててもついに名前が出なかった。
そうや。わいより少しばかり年上のこの監督さん、今はどないしてんねやろう。映画のニュースに関心を持つ暇もなく過ごしている自分に気づかされた晩やった。この監督さんもうアンファン(子供)でないのは確か。わいも監督もおっさんになったんや。めっちゃテリブル(怖い)。
ところで今朝、突然、その名前を思い出した。監督の名はレオス=カラックス(Leos Carax)さんでした。おっさん、いま何してる。
(宏)

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