スーパーパトカー

子供の頃スーパーカーブームというのがあって、一番人気はランボルギーニのカウンタックだった。12気筒のエンジンとか、跳ね上げ式のドアとか、あまりにも非現実的な造形はまさに夢のスーパーだった。カウンタックはランボルギーニの象徴というかスーパーカーの象徴として子供たちに人気だった。

スーパーカー専業のランボルギーニが発売する最新のモデルはガヤルドという車で、5リッター10気筒のエンジンは500馬力も出るそうで、スタートから時速100キロまで4秒しかかからない。やはり非現実的なほど凶暴だ。
しかしイタリアでは、なんとそのガヤルドがパトカーとして走ることになったという記事をみつけた。スーパーカーのパトカーですよ。

日本の警察でも高速道路の取り締まりとしてポルシェのパトカーを走らせていると聞いたことがある。スピード違反を捕まえるにはそのくらいの車が必要だとする意見はわかる気がする。いまも走っているのかどうかは知らないけど。

さてそのイタリアのスーパーパトカーだが、なんと最新の医療設備が搭載されているのである。医療設備?? 救急車でもないのに。記事によるとイタリアの警察は「交通事故の死亡者が移植用に臓器提供できる場合、これまでより速やかに現場に到着できる」と話しているそうだ。こわっ。恐すぎる。早いのは取り締まるためではなくて、臓器移植のためだったのである。きっと脳死状態のひとから、心臓を取り出して、スーパーパトカーは病院へとひとっ飛びするのだろう。なんとも不気味な話だ。スーパーカーは取り締まりより臓器運びが大事な目的だったのである。寒っ。

(宏)

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