巾着ポーチ、シュシュ付き~♪
先日、四十余年にわたって東京でレースをつかった製品を作っているアパレルのメーカーさんの方とお話しをさせていただきました。
日本ではモノ作りの空洞化が語られるようになって久しいですが、このレース業界もそのひとつだそうで。
いままでは日本で造っていたのが、いまや海外工場に圧されて、日本製はごくわずか。数が少なくなった日本の工場も、たたまれてゆき、良い製品を手に入れるのが難しくなっているのだそうです。
日本製レースと外国製のそれとの違いは、どこにあるのかとお尋ねしたところ。
「さわれば、間違いなくわかります」
そうお答えくださいました。
プロのお方からすれば、日本製か否かは一目瞭然なのだそうです。
細かい作業を的確にほどこすレースは、いまだに日本製に限るのだとか。技術的にはアドバンテージを持っていても、商業的には苦しい立ち位置だそうで、日本のモノづくり企業全般が抱える問題がここにも及んでいるかのようです。
さて、そんな貴重な日本製レースをもちいてこのメーカーさん、杖袋、いや巾着を製造して発売なさっています。
写真の右に付いているのはシュシュで、折りたたみ式の杖を束ねるときに役立ちます。
こんな感じ。
杖を収納したあと、巾着の紐を引いて口を閉じます。
なにも杖の収納だけで使うのは、もったいない。
細かく精緻なレースをご覧あれ。これが日本製レース職人のなせる技です。
この杖入れ =巾着はレースのみならず生地も日本製、縫製の工程も日本国内でおこなっているのです。そう純日本製。
お色はベージュもございます。
旅行やお出かけのオトモとして最適ですね。
お品の名前は、「 折りたたみ杖入れ おそろいシュシュ付き クラシックCA201」です。