国際福祉機器展(H.C.R)2010へ行って参りました
水曜日、木曜日と東京は有明の東京ビッグサイトまで、国際福祉機器展(H.C.R)2010へ視察に行って参りました。毎年のことですが、ほとほと疲れました。
国際福祉機器展(H.C.R)2010とは、福祉機器の展示会で、日本で最大級、いや間違いなく最大の規模でおこなわれるのです。毎年3日間の開催で、その期間の来場者が10万人をこえるといえばその規模がわかるかと思います。
今年は昨年より一割ほど来場者が増えたので、11万人を超えたとアナウンスがありました。
一番に印象に残ったのは、オールカーボンファイバー製フレームの車いすの「パンテーラX」。
その軽さは驚異的で、フレームの重要は、わずか2.9kg。ホイールとタイアを含めても5kgを切る軽さといえば、他社の車いすで最軽量の機種と比べてほぼ半分。
試しに乗ってみたのですが、軽いだけではありません。、座ってみれば、キッチリと腰が落ち着いて、気持ちまでキリッとしますし、左右に方向点火する取り回しのしやすさも、ひらひらと動くほどの軽快さ。抜群に優れものです。
その分、価格も驚異的で、最も安価なバージョンで70万円オーバー、オプションをつけたら100万円を超えそうです。軽自動車が変える値段ですって。
ほかにもOXエンジニアリングさんや日進医療器さんからもカーボンファイバー製フレームの車いすを出展なさっていて、どれも軽量なのですが、このパンテーラXは別世界の軽さですね。
1台ほしいくらいですが、僕には無理です。
さてこのほかに出展していた機器は、既存の機種から正常進化したものというのが印象です。機能では革新的な進歩はないですが、デザイン面や品質面はブラッシュアップされているように思います。
福祉用具(介護用品)もだんだんと普通の日用品に近づいているのだという印象をもちました