京都府の英断・障害者駐車場に利用者証
電車やバスといった公共交通機関の障害者対応は進みました。10年前とくらべるとエレベーターやスロープの設置は格段に増えたと思います。
設備の整備がすすんだとはいえ、
車椅子利用者は自動者で移動することが多いのは、事実です。
だって、急な上り坂は車椅子であがれませんから。
当社の近くにある待兼山の坂だってそうです。高齢者用の電動カートだって、登れないくらいのきつさなのです。
そこで、自動車に乗るのはしかたないことかと思います。
その自動車の利用で困るのは、駐車場。
多くの施設、公共施設、観光施設、ショッピングセンター、その他の商業施設には障害者用駐車場を整備しているのですが、いわゆる健常者が駐車しているケースが、ままあります。
わりと多いのがベンツなどの高級車。あと、RV車、ミニバンです。
本当に必用なひとが困るのわかないのかなぁ。
障害者は困ってるわけで、対策が必要なのはずいぶん昔から言われてました。
世界中の事情を僕は知ってるわけではないですが、たとえば米国ではショッピングセンターに健常者が自動車を駐めると駐車違反ですから。連邦法で決まってるのか、州法で決まってるのか知らないので、全米に通用するのかどうかも言えないので、すいません。
日本でも、兵庫県下にある某スーパーマーケットは、独自の駐車場利用証をお客さんに発行をしてたりします。
これも常連客はいいのですが、通りすがりの障害者にはなんとなく不便ですね。
それがこの9月から京都府が、障害者用駐車スペースの長期利用証を発行する制度を設けることになりました。
「京都おもいやり駐車場利用証制度」というのだそうです。
身体障害者は5年の利用者証を発行、要介護1~5の高齢者と妊婦、それとけが人には、それに応じた短期の利用者証を発行します。
利用証は車のルームミラーに掛けて明示するそうです。
いい制度ですね。
2011年度中に専用スペース500カ所の確保を目指すとか、うれしくなります。
さて、京都府民でない僕にはどうなるのでしょう?
もらえるのかな。