まむし、いただきまっさ
暑い日が続きますが、きょうは夏の土用の丑の日。
よく知られるようになりましたが、きょうに鰻を食べると暑い夏を乗り切りやすいとか。
食品売り場では、必死に鰻セールを繰り広げてます。
鰻は「うなぎ」と読みますが、ここ大阪では鰻のことを「まむし」とも言います。
まむしというのはわりと近年かもしれませんな、お年寄りが発音すれば「まむし」と「まぶし」にも聞こえますから。古い浪速言葉は、ええですね。僕ぐらいの年代はちょっと懐かしい。
古来より日本では、暑い時期には鰻を食べるとよろしいという習慣があったそうで、なんでも万葉集にさえ詠まれているそうです。僕は万葉集を読んだことないですけど。
いつから夏にまむし、もとい鰻を食するようになったかはわからないところもあるそうですが、とはいえ、江戸期も18世紀の終盤には、夏場の土用で丑の日に鰻をたべる習慣があったそうです。
この土用丑に鰻を食する習慣が、世に浸透した理由は、平賀源内が言い広めたとか、貝原益軒のコピーライトが奏功したやらといろいろ聞きます。そのほか幾つも諸説があるそうですが、どうも定説までにいたってはいないようです。
とまぁ、起源は如何ようであろうとかまわないので、土用の丑の日、おいしく鰻丼をいただくことにいたします。