秋雨前線

7月か8月にかけてですが、今年は台風の発生が例年よりが少ないとか言っていたのは、なんとやら。

今月は、続々と台風が発生して、いまや16号を数えるほどに。

西日本に前線が停滞してるせいで、ここ大阪の箕面では雨が降っていたのですが、いまはもうやんではいるものの、厚い雲に覆われています。

宝塚方面の山々の山頂付近は雨雲に覆われています。

宝塚方面の山々と秋の雲

天気予報によれば大阪は明日もきょうと同様の雨空で、ところによっては雷雨の可能性さえあると伝えています。

日中は暑いものの朝晩は気温も下がって、ずいぶんと過ごしやすくなりました。秋も深まりつつあるなか雨が多くなります。

こういう自分に困るのは車いす利用者。

車いすを使っていると傘を差せませんから雨はどうしても苦手です。

雨の日で車いす利用者は、レインコートを着るしか雨をしのぐ手立てはないのですから。

とはいえ車いすに乗った姿勢ならば、レインコートを着るのが難しいのはホントの所。アッパー(上着)はともかくボトム(ズボン)は車いすに乗ったまま穿くのは無理同然に難しいところ。立つ姿勢をとることができるならば、まだしも自分で建つことができなければ、普通のズボンは穿けませんから。

だから車いす用のレインコートでボトムは、いわば前掛けのような構造になっています。前掛けの先端にはゴムがついていて爪先に引っかけて使います。

車椅子に乗った女性が黄緑色のレインコートを着ています。

車椅子レインコート・アクトフリーN

世に車いす用のレインコートは何種類かあるのですけど、実のところ商品として市場に出ても、商品寿命はあまり長くありません。きっとさほど売れないからでしょうね。

でも車椅子レインコート・アクトフリーNは、例外かもしれません。発売されてから長い時間が経ていますから。

これを製造発売するメーカーのサンプラスさんは、このアクトフリーNの他にアクトジョイNとかフレンド、アクタス、ナイスサポートコンボといった車椅子用レインコートを何種類も作っていて、世にも珍しい車椅子用レインコート専門のメーカーさん。

首のところから雨風が入らないようになっていたり、夜間に他のひとから見つけやすいように反射テープがついていたり、このほか収納袋もついていたりと細かい配慮がなされています。

消費社会にあっては、世に出るあらゆる製品は、作るメーカーがあって、使う消費者があってはじめて存在することができるのですね。消費者は商品を育てる役割も担っているともいえるでしょう。

そういうわけで車椅子利用者のみなさん。時々は車椅子用のレインコートを買ってください。

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