男たるもの

男たるもの強くあらねばと感じるのは、いつの世代であっても同じかと思います。

福祉用具は、身体の機能を補助する道具という素性からして、優しいデザインになりがちです。

しかし、男たるものそのような軟弱なデザインには抵抗を感じるときもあるわけで、そういった消費者性向に適したシルバーカーや歩行器は、あまり存在しないのです。

福祉機器メーカーのユーバ産業さんは、そんな「男」を意識した歩行器を開発して発売したところ、なかなかよろしい売れ行きです。

色合いも福祉機器には珍しくモノトーンを基調にしています。

ツマミ類の色が真っ赤なのは、SGマークの認証を得る規格をクリアするために必用だったからです。SGマークの認証は、調整箇所のツマミに明確な色の差異をつけなくてはならないのです。

そんな理由なのですが、真っ赤がむしろ引き立って、スパルタンな印象になりました。なんとなくモータースポーツをイメージさせるでしょ。

またこのシルバーカーは、背の高いひとにも低いひとにも対応させるため、フレームの形状が大きく変かるのですが、これなどもロボット的なデザインとも感じ取れます。

ロボットアニメで育った世代がもっと高齢になって、歩行器が必用なひとが増えると、この機種 AR-458Eは、いまよりもっと人気がでるかも。

室外用歩行器 AR-458Eを最も低くした状態が左側に、最も高くした状態を右側に表示しています。

室外用歩行器 AR-458E

男たるもの
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