新型コロナウイルス感染症が流行するなかで伏見稲荷大社さん
京都の伏見稲荷大社さんへ商売繁盛を祈願のため毎月お参りしているのですが、新型コロナウイルス感染症のはやり始めてからはそのお参りも取りやめにしていました。
お稲荷さんは外国人だらけ、とりわけ中華系の観光客が多くて、感染のリスクが高めに思える場所ですから用心していたのです。
前回にお参りしたのは2月も初旬。
まだ中国での旧正月、春節の休暇が本格化する前の時期ではありましたが、参拝客はの数は既にがた減りで、境内や参道は空いているし、周辺のお店を外から覗いたところもお客さんの数はかなり減っていました。
とあるお店で顔見知りの店員さんに訊けば、お客さんが少ないと渋い顔。
そのあとは感染拡大で、日本中の観光地でお客さんが激減どころかほぼゼロになったのは、ご存じの通り。
僕もそれ以降はお参りはとりやめにしていたのですが、日本では感染症は落ち着きつつあるので、昨日、伏見稲荷大社さんへお参りに行ってきました。
また感染症が増えつつあるかもしれないので、ひょっとすると来週あたりから、行動に制約がかかりそうな予感もしたので、いまのうちにと思って行動した次第。
そのお稲荷さんへ伺ったところ、ガラガラ。
駐車場は満車なのですけど、稲荷駅周辺を見れば人影はまばら。今年の1月だと都市部で通勤時の駅と変わらない混みようだったのですから、激変ですよね。
伏見稲荷大社の楼門のあたりはこの写真のとおり。
すっきりしてるというより寒々とした空気が漂っています。いまは7月ですけどね。
お稲荷さんも感染症のリスクに警戒して手水舎の使用は取り止めに。
日英中の三カ国語で取り止めの説明。
さて、再開できるのはいつになるのか。
夏祭りでも、神事はともかく、参拝客をあつめるような活動はできそうもないですよね。
たぶん来年の初詣も自粛の呼びかけになりそうな気配です。
参道の様子もご覧の通りです。
ちょくちょく入ったうどん屋さんを外から覗けば、お客さんが一人もいない。
お土産で定番の八つ橋を売るお店にだって、お客さんが一人も入ってない。
先にもご登場いただいた顔見知りの店員さんにこのところよ様子を尋ねれば、これでもお客さんが戻って来ているほうだそうです。
その店員さんが言うに、このあたりのお店で古くから続けているところは自前の店だから家賃は考えなくていいですが、店舗を借りて入っているところは、この先どのくらい続けられるかどうかという状態のようです。
観光客でもとりわけ外国人の需要は昨年より翳りつつあったようですが、ここまで急になくなるとは誰も考えてなかったでしょう。
お稲荷さんは千本鳥居に代表されるようにとても大きな設備を持ってるのですが、このまま続けられるのかと、他人事ながら心配します。