駅と車椅子

昨日は仕事の所用で、大阪市は中央区の本町まで行ってきました。大阪市営地下鉄の本町駅がその最寄りの駅です。

他の地方の方へ説明しますと、この駅は、大阪の中心地にある大きな駅で、 御堂筋線、四つ橋線、堺筋線、中央線と4つの路線が通っています。乗降客も多い駅です。僕は御堂筋線の本町駅で下車したのですが、駅と地上を結ぶエレベーターは、ただ1機。それも実は民間のビルと地下通路で繋がっているから利用できるので、地下鉄の出入り口とは違うのです。

さて、このビルは夕方の6時には閉まってしまうので、それ以降の時間帯は利用できないんですよ。不自由です。僕の所用は6時を過ぎる時間に終わるのですから、ビルに入れない、つまりエレベーターが使えない。

よって本町駅から地下鉄に乗れない のでした。

不幸です。

次の最寄りの駅は淀屋橋駅です。仕方なく車椅子をこいで、1駅分を北へと移動しました。
交通バリアフリー法って、抜け道多いですわ。不便さは解消されてないですから。

すっかり暗くなった空のもと、街頭や照明やネオンサインで華やかな御堂筋をゆきつつ、「めっちゃしんどい」と思ってたら、不意に「駅と車椅子」いう本を思い出してしまいました。もう20年も前の本なんですけど。

本の内容は、鉄道が、車椅子利用者が使えなくなるのを承知で駅を建て替えようとする問題を取り上げたノンフィクションです。20年たっても問題はいまだ残り続けてます。はやりの構造改革って何?改革はだいぶ遅いと身にしみてます。

(宏)

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