東日本大震災から3年目

きょうで未曾有の大震災から丸3年目。

あの地震が発生の瞬間、僕は東京でも都心に居たのですが、如何に地震が多いとはいえ、ただ事ではない事態だと強く思った次第です。

大阪人である僕は、阪神淡路大震災でも未明に驚愕の揺れを体験していたのですが、その地震に匹敵するであろうは、揺られながらも感じていたのでした。

あまりの揺れように初めは東京直下型の地震だろうと確信に近い直感を得たので、三陸方面が震源地だと誰かが言うのを聞いたときには、にわかには信じがたいと思うと同時に、それが正しければ未曾有の大災害だとも思ったのです。

その被害の甚大さは、報道されているとおりで、僕が書くには及びません。

東京の都心で多くの帰宅困難者が、右往左往としているなか、食品を売る商店では食料の確保に急いだ人々で、棚にあった食べ物は次々と売れてしまい、僕が見たどの店も食品を並べる棚はすっかり空になっていました。

鉄道やバスといった公共交通が全面的に止まるゆえに、自らの家に帰れず困り果てるひとが居た一方、帰宅を諦めた人々で居酒屋などの飲食店が大入り満員だったことも印象的です。震災などそっちのけで騒いでいたお客さんでお店はとても盛況でした。

いま思うとそのとき福島原発で深刻な破壊が進行している真っ最中だったわけです。

居酒屋で騒いでいた人々は、ここまで悲惨な事態が生じているとはおそらく気づいていなかったのでしょう。こう書く自分自身も当時は気づいていませんでした。どこか開いている席がないかとあちこちの店をハシゴしていたのですが、結局はどこにも入れず終いだったのですが、あとで知るところによりゆったりと飯を食ってる場合ではなかったので、むしろそれで良かったのでしょう。

本来なら食べるのも憚られる事態のさなか、不謹慎な行いをせずに済んだことにやや安堵しています。

震災からその後にかかる報道を見ていても、あまりに甚大な被害ゆえか、進まない復興にもどかしさを感じるところですが、自分にはいまの仕事に邁進するくらいしかできそうにないので、恥ずかしくもありますが、やはり仕事に励みます。

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