国際福祉機器展 H.C.R.2015・高さ調整ができる洗面化粧台

さて、先週に開催された国際福祉機器展 H.C.R.2015で気になった製品の紹介。

まずは、某社さんの洗面化粧台で、車椅子利用者やイスに座った姿勢で洗面台を使えるようにとボウルが浅い薄型。

高身長や低身長のひとに合わしたり、座った姿勢に合わせられるようにと、洗面化粧台の高さを変更できる昇降機能を備えているのが一番の特徴です。

白い洗面化粧台に昇降機能が付いています

昇降機能付き洗面化粧台

高さは650mm、750mm、850mmの三通り。写真の品は、手動で変更するタイプ。実はこの隣には電動昇降機能を備えた洗面化粧台も展示されていました。

カンタンに高さが変えられるとはいえ、頻繁に変える場面を想定してではなさそう。

サ高住のような賃貸住宅向けと言えるでしょう。入居者が変わったときに適切な高さにセットし、新しい入居者にはその高さにセットし、そういう使い方に向いています。

さて水栓(蛇口)は電気式、吐水口の真下に手をかざすとセンサーが感知して吐水と止水を行います。

足元というか膝が入るあたりの奥では排水Sトラップが左側に。その右に写る四角い箱はといえば、電機で温水をつくる装置。タンクにお湯を貯める方式で無く、水を温めてすぐに蛇口に送る方式。機構としてはウォシュレットと同じようなもの(どうもアイシン製らしいです)ですから。湯量と温度は、それなりの程度しかでません。

さてボウルの縁に付いているピンク色のものは、カラダが当たっても痛さを緩和するクッション。

ピンクのこれは、洗面化粧台の縁につくクッション

ピンクのこれは、洗面化粧台の縁につくクッション

このクッション手でカンタンに脱着可能です。素材の持つ粘着性でただ貼り着いてるだけ。

この洗面化粧台は、まだ製品化前のもの。説明員の方に価格を尋ねると、発売するときは十ン万円で出したいというご希望でした。ちょっと楽しみですね。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

介護用品の通販・販売 快適空間スクリオ 介護用品を探す