両手が自由や! 手放しでOK! 読書用ルーペ「せぼね君ルーペ 読書用」
当社の会長ですが、実は勉強家でして、読書や新聞をいつも熱心に読んでいました。
当社の近くは市立の図書館があって、実に頻繁に通っていましたから。いわゆる常連さんでした。
と、すべて過去形で書いているのは、いまは読むのに不自由してるからなのです。
齢も80を超えた会長さんは、視力がめっきり衰えてきしまいました。
歳の割には目は良いほうだったんですよ。それがいまはサッパリ見えない。
新聞はもとより、大きめの文字で書いた本でも、ぼやけて見えてしまいます。
だいたい40歳を過ぎても視力検査で2.0が見えていたひとですから、視力の低下は、精神面でも結構なダメージになってるようで、「もう歳やから」、「どうせ先は長くない」、「わしが死んだら・・・」と、暗い愚痴をこぼしてばかり。
それでもわりと最近までは、新聞を直径15センチほどの虫眼鏡を使って読んでいたりしたのですが、レンズがガラスの虫眼鏡は、それなりに重いので取り回しが悪いし、丸い穴から覗くようでは、行動を制限されてる状態で、いらちな(大阪弁で気の短いこと)会長にはまったく不向き。
虫眼鏡を、ほぼ使わなくなってしまい、もう随分たちます。
そうとはいえ、やはり情報には触れたいようで、新聞や本を読みたいと思えど、そうはならず。
仕方なくテレビのニュースはまめに観ています。
なんとかせなあきません。
いらちのまま視力が衰えた会長の要望は次の5つ
- レンズを持つのは面倒くさい。
- 広い面積が一度に見たい。
- 拡大率は大きい方がいい。
- 電子ルーペのような機械は嫌いだ。
- 安いに超したことがない。
この5つを同時にかなえる拡大鏡がないかと探したところ、
ありました。みつかりました。
これですよ、コレ!
この『せぼね君ルーペ』は、
- レンズは机の上のおいたベースから伸びるアームに固定されるので、両手が自由に使えます。
- 長方形のレンズは書物の形状に近いので馴染みやすい空間を切り取ってくれます。
- 拡大率は、1.8倍。なかなかいい大きさです。
- ただのレンズですから、スイッチもありません。使い方は覗くだけ。
- 価格は税込みで5千円少々。
会長の要望をパーフェクトにかなえるとは、滅多に無い事例ですよ。
どだい気むずかしい(というか、我が儘な)会長でして、渡してしばらくは見向きもしなかったのですが、ひとが居ないところでは、いぶかしがりながらこの『せぼね君ルーペ 読書用』を新聞にかざし、記事を読んでいるのです。
使っていること自体が、少し気に入っている証拠。
『せぼね君ルーペ 読書用』は、これから会長のお気に入りになる予定です。たぶんなります。