災害時に歩行困難者の階段避難に!非常用階段避難車

4月には熊本で大地震、9月の台風10号で東北は観測史上かつて無い大雨と、災害つづきの日本でして、おちおちしてられないのがホントのところ。

健常者であっても、災害に備えるのは重要なのですが、災害弱者にとっては、その備えはいっそう用意周到でなくてはなりません。

もしも車椅子利用者や足腰に不安がある歩行困難者が2階よりも高い階上に居た場合、どうやって避難しますか?

自分で避難するのは、至って困難、いや無理なので、誰かに手助けして貰わねばなりません。

エレベーターを使おうとしても、停電だったらどうします?

階段を使わざるおえません。

そこで登場するべき福祉機器がこれです。

非常用階段避難車 キャリダン CD-8

CD-8_small

見ての通り、車椅子ならタイヤになっているところが、キャタピラーになっているので床上が平らで無い部分であろうと走行が可能です。

地震・大雨・津波・火災、そのほか災害が発生してエレベータが使えない状況になったとき、

歩行困難ななお方をこのCD-8に乗せて、通路や階段を安全に避難させるるのです。

キャリダンCD-8で階段を下りる様子

階段下降中でもブレーキレバーを離せば階段上での停止が可能です。

ハンドルレバーから手を放せば階段上でもブレーキのかかる仕組みです。うっかり手を放してしまっても安全に停止することができます。

キャリダンで階段の踊り場を旋回しています

平坦なところは、6輪のホイールで実力発揮、軽く押して動きます。狭い場所の旋回もごらんの通り

キャリダンで階段を下りる様子を真上から写しています。

階段を下りる速度は一定に保てます。その速度は一般の歩行者と同等に設定されているのです。

利用に特別な免許はいりません。ただ使うには事前に訓練というか練習をしておくべきですね。写真では介助者が1名で写っていますが、できれば2名ほしいところです。

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