ウィンドウズの更新プログラム
昨日は、会社に行くなり、当社の内勤スタッフが、深刻な顔して。
「販売管理システムが動かない」
と、訴えます。
このシステムが動かないと、売上や仕入の入力はもとより、お客様の情報さえ検索することができません。
電話やメールでいただくお問い合わせに対応することにも支障が生じてしまうので一大事。
僕は急いで、そのスタッフの席まで行って、パソコンを操作しましたが、
たしかに、動かない。
動かないのは、このパソコン1台だけならまだしも、社内にあるどのパソコンからも販売管理のソフトウェアが起動しない。
起動してゆく途中で、見慣れないエラーがでて、ダウンしてしまうのです。
どのパソコンでも起動しないので、さては販売管理のサーバーに何らかの障害が発生したのかと調査をしたのですが、異常の発見には至りません。きっと僕に理解できる範囲をこえたエラーなんだと判断して、当社の販売管理システムを制作した会社さんに連絡をとりました。
その会社さんには、エラー画面をメールで送るなどして、いまの現象を伝えると「データファイルかプログラムファイルにエラーが生じている可能性があります」とのお見立て。
当社だけでは対処のしようがないので、緊急にご来社していただきました。
緊急といってもいらしたのは午後なんですけど。
さて、その会社さんがご来社して、様々に調査したところ、ソフトウエアやデータファイルに異常は見つかりません。
サーバーのハードウェアも正常だとの見立て。
でも販売管理が動かない。どのパソコンからも販売管理を操作できない現象は変わりません。
何が悪いのかといろいろ調査に数時間。
そこで突き止めた原因は、ウィンドウズの更新プログラムで、 .NET Framework の更新が当社の販売管理プログラムと干渉しているということ。
クライアントパソコンでは、OSであるウィンドウズを自動更新に設定していたため、ウチのスタッフが出社して、パソコンを起動したとたんに更新されてしまったのが原因のようです。
で、解決するのに7時間ほどを要したのでした。
この日は、事務の仕事が大きく滞ってしまい、めっちゃマイナス。
更新プログラムのインストール後に、パソコンの調子が却って悪くなったことは、過去にもありましたが、
わが社にとって機関部分で、大規模なエラーは初めてで、一時は肝を冷やすほど怖い体験でした。
更新プログラムは、恐ろしさを内包しています。