ロボットは介護現場で救世主になれるか?
きょうは、日本福祉用具供給協会近畿支部主催の研修会。
テーマは介護ロボットなのです。
ロボットといえば、ロボコンなどで得点を競ったり、格闘するロボットなどで活気づいていいますが、介護現場のロボットといえば、それとは趣がことなっていて、もっと地味~な存在。
介護の現場でロボットが一番活躍しているのは、いわゆる見守りの分野。ようするに事故にたいする監視という観点ですね。
しかし、これも将来は違ってきそうです。それこそヒト型で介護するロボットや、モビルスーツとのように着るロボットも介護の現場に増えるような気がしてきました。
日本の高齢化は、いっそう進むのは避けられず、介護に従事する労働力の確保が難しいと言われています。
ある試算では団塊の世代が後期高齢者に達する2025年になれば、介護スタッフはいまの倍くらい必要との説があります。
65歳以上の人口は、2013年は、3186万人。それが2025年には3657万人にまで増えると見込まれています。
一方、労働力人口は2013年で6319万人。それが2025年になると5820万人まで減少するとの予想。
このギャップを埋めるために、ロボットの活用は半ば必然として求められているかといえるのです。
ロボットこそが国を救う??
写真は研修会場に持ち込まれた癒しのロボット「パロ」。
なんでも精神のセラピー効果をもたらすためのロボットだそうです。アザラシの子供を模していて。動きがとてもリアルです。
充電式で、充電器のソケットは口のなかにあります。口からエネルギーを補給するとは、凝ってます。
価格はなんと35万円!
そういえば昔、ソニーからアイボというヒト型とかわいいロボットがありましたが、あれはいまどうなってるでしょう?