HACKberry 可能性をひろげるデザイン
福祉機器や医療機器に求められるのは、使う人、もしくはその機器によって助けられる人にとって何らかの機能を補うことですから、どうしても機能が重視され、意匠デザインまで気が回らない製品になりがちです。
それいまは変わりつつあるところですね
写真にある一件した骸骨にも思える手は、義手なんです。
![白い机のうえに白い骸骨のような義手が載っています。その下には照明の陰ができています。](https://blog.scrio.jp/wp-content/uploads/HACKberry_2.jpg)
HACKberry 2015年のグッドデザイン賞を受賞した義手
HACKberry(ハックベリー)と名付けられたこの義手は、2015年にグッドデザイン賞を受賞したモノです。
手首までも自由に動かせるので、手に様々な表情をつけることができるのです。
形がすぐれているだけでなく、これは設計情報を公開して3Dプリンターで作ることができるというで驚きます。
ユーザーが思うような色に変えたり、好きなように改造できてしまうんですから。
その設計思想こそが、意匠デザインの素晴らしさを超えていると思います。