SIAA防カビ加工のシャワーチェア・ユクリア
黒ずみの正体は大抵はカビです。
カビとはmひとの目では見えない菌類のこと。
モノの表面に付着すると、菌糸の成長とともに内部に定着するとなかなか除去することができません。
そのカビ取りですが、結構たいへんです。カビとり剤は何種類も発売されていますが、カビがとれるのは付着して間もないカビでしょう。
付着してから長い期間ほったらかしにされたカビは、すっかり定着してしまいカビ取り剤でも効かないのが実情です。
それもそういうひつこいカビを除去したくなります。
そのカビ除去に有効なのは、お酢と水の混合液、それに重曹です。
お酢と水を混ぜた液をカビにかけ、そのうえに重曹をふりかけるんです。
使い方はカンタンですよ。用意するモノはこれ。
- お酢
- 水
- 重曹(百均のお品で充分)
- スプレーボトル(洗剤の使い古しで充分)
- 歯ブラシ(使い古しで充分)
- スポンジ
どれも百均で揃ってしまうものばかり、使い古しのスプレーボトルは多くのご家庭にありますよね。
これらの使ってのカビ退治の方法とは、次の通りです。
- 計量カップで、お酢と水を入れよくかき混ぜます。混ぜる割合は、お酢1に対し、水2~4。できた液体をここでは『酢水液』と呼びます
- 計量カップからスプレーボトルに酢水液を移します。
- 酢水液をカビで汚れた箇所に噴霧します。
- そのうえから重曹をふりかけます。
- そのまま1~2時間くらいほったらかし。
- 時間が過ぎたら使い古しの歯ブラシで擦るとカビの黒ずみがとれて行きます。面積が広いところはスポンジで擦ります。
この酢水液で、カビが落ちる仕組みとは、お酢に含まれる酢酸と、酢と重曹でできる二酸化炭素によるもの。重曹とは炭酸水素ナトリウムなのです。
ただこの酢水液は植物にとっては有害なので、かからないように注意を。
カビ取りに取り組むとならば、結構大変なお仕事です。時間もかかります。カビが着かないのが何よりですね。
お風呂で使う福祉用具もそうです。久しぶりに使おうと取り出したら、一面が黒ずんでいたりすれば、使う気が失せてしまいますから。
カビ取りの前にカビが着かないことが求められます。
日本には抗菌製品技術協議会(通称SIAA)という機関があって、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備しています。
そのルールに適合した製品には、協会からSIAAマーク表示の認証が与えられるのです。
そのSIAAマークの認証は次の条件を満たしていることを求められます。
- 防カビ加工されていない製品の表面と比較し、特定のカビの育成が基準より抑えられることが確認できる。
- 試験はJISに準拠したSIAAの試験に基づく
けっこうきびしいですね。
パナソニックから発売されるシャワーチェア『ユクリア』シリーズはこの防カビ性能でSIAAマークの認証を得ているシャワーチェア。
介護で使う時間は膨大なモノ、カビ退治にまで時間をかけたくはないですね。目立ちにくい特徴ですが、カシコイ介護生活にすごく役立ちます。