もったいない
どうやら花粉症になったのかもしれない。
眼がしょぼしょぼするし、赤く充血して寝不足みたいな眼球だし、第一ほっぺたが、痛痒いのだ。
そこで、お医者さんに行ったら「何とも云えんが、花粉症かもしない」とのお言葉と、飲み薬と塗り薬の処方が出た。
「患部に、ちょこっと塗るだけですよ」との指示もいただいた。
袋から出して見るとチューブ式の塗り薬だ。
家に帰ったあと、さっそく塗り薬を塗ろうと、思い、キャップを外したところ、
むにゅむにゅむにゅ、、と大量に出てしまった。およそ5日分が一度に出たのではないかと思うほどの量だった。
予想をはるかに超えるほどの、滅茶苦茶に柔らかい薬だったのである。
もったいないのと、情けなかいので、チューブの中に戻そうと、四苦八苦したけども、やっぱり元には戻らない。
仕方ないから、身体の痒いところに塗りたくってしまいしたが、それでも余る。
もったいないけど、水に流してしまいました。つくづくもったいない。
さて、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんという人がいて、この「もったいない」という日本語を環境のキャンペーンで使おうとしてるそうです。
もし「もったいない」自身が、その話を聞いたら、それこそ「自分ごときが、もったいない」と謙遜しながら答えるんやろな。
(宏)