使わないとき、パソコンからLANケーブルを抜いてください。

先日より、銀行のネットバンキング機能を悪用して、他人の銀行口座から預金引き出される事例が多発してるようです。

先週、NHK総合テレビのニュースウォッチ9での報道は、ゆうちょ銀行が運用する正規のログイン画面にアクセスし、正規にログインしたつもりが、IDやらパスワードを盗み取られて、預金を引き出された男性の事例がでした。

銀行でも正規のサイトから、偽の画面を表示させる手口です。いわゆるマルウェアが入り込んだパソコンで、こういうやばいことが生じる可能性があります。

ちょっと素人目にはどうみて正規画面なので、うちの経理担当者さんが気づいてくれるかどうか心配。

ネットバンキングにからむ犯罪の対策に銀行・金融機関各社らいろいろな対策の連絡がやってくるので、これがまたややこしい。

トークンの利用を促す銀行さんは比較的安全でしょう。

トークンとは何かといえば、ライターほどの大きさでデジタルで数桁の数字を表示する器具です。画面にログインしたり振込みするときにその数字を使ってログインするのです。

一定時間(だいたい1分)毎に表示される数字が変わります。IDとパスワードがバレてしまってもこのトークンが無いと預金を引き出したりできないのがミソ。

このトークンを使っているのがシティバンク銀行さんやジャパンネット銀行さん。

青い電卓みたいなトークンが黒い机の上にのってます。

シティバンク銀行のトークン

でも、たいていの銀行は使っていません。その代わりというのでしょうか。ネットバンキングの安全対策ソフトのインストールを推奨しています。

三菱東京UFJ銀行さんは、「Rapport」(ラポール)というソフト。

池田泉州銀行さんは、ブラウザのインターネットエクスプローラーに「Phish Walll」(フィッシュウォール)というツールバーをインストールしてくださいとのご要望。

りそな銀さんは、「SaAT Netizen」(サートネチズン)なるプログラムの利用をお勧めなさっています。

と、まぁ銀行さんによって様々。

これらを全部同時に入れると、ソフト同士がぶつかって何かの不都合が生じないのでしょうかね?

そう思うと、どれ入れようかと迷う状況です。

さて今回どうもあわててる様子なのがりそな銀行さん。りそなビジネスダイレクトの専用窓口で応対してくれた担当者さんによれば、どうもお客さんがこの被害にあったような口ぶりです。説明が熱心をこえて必死さを感じるほどでして、印象的だったのは、次のお言葉。

「ネットバンキング用のパソコンは、(インターネットを)使わないときはLANケーブルを抜いてください

よっぽどですね。

でもやることはカンタンですが、確実性はかなり上がりまんがな。

今日からうちも実施しようかな。

コンピューターは不用意に他と繋がない。不用意にメモリやディスクを使わない。これが安全の心得です。

さてこのネットバンキングでの安全対策を真剣に考えれば、ウィンドウズのパソコンは使わないほうが良いという結論につながりそうですが、ここも注意。

ウィンドウズ以外となれば、すぐ思いつくのがアップルの OS X(オーエステン)。mac(マック)に搭載されているはあれです。

かの りそな銀行さんでそのOS Xに対応してるのは、ひとつ前の世代、10.8 まで。

いまは、10.9ですから。

そんな古いマックは売ってませんがな。中古なら別でしょうけど。

とはいえ、銀行用にマックの導入を半ば真剣に考えているわが社です。そのうちOS X 10.9に対応なさるでしょうから。

黒い蓄電池の上に銀色で薄く四角い銀色のマックミニが載っています。中央にはリンゴのマークいり。

スクリオにある mac mini 。経理部用ではないのです。

いっそのこと、パソコンは、Linux(リナックス)のOSでネットバンキングをしてみましょうか? と、思いきや、うちと取引ある銀行さんはどこもLinuxは対応してないみたい。でも試しにやったら動くくかもしれない?

話しをここまで飛躍せずとも、せめてiPad (iOS)に正式対応すれば、随分と安全になるように思えます。iOSでは、コンピュータウィルスやマルウェアは、(まだ)現れていないようですから。でもiPadのネット接続はWiFiなのが、危ない。

安全なネットバンキング用の端末がほしいところです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

介護用品の通販・販売 快適空間スクリオ 介護用品を探す