桜模様のお風呂
以前ご紹介させていただいた、桜模様の木のお風呂。
いろんな線の太さで作ってみてどう見えるか、サンプルができました~。
太さが違うだけでイメージが変わりますね!
木の節によっても違ってきます。
ではなぜ木のお風呂に桜を彫ろうと考えたのか、
木風呂の企画担当に聞いてみました!
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介護保険が始まった十四年、当社でも介護施設さま向けの木製浴槽のご要望が増えてきました。
その数は、通常の個人宅向けの浴槽に並ぶほど。
しかし当社では介護施設専用の浴槽はライナップにございませんでした。
従前の家庭用浴槽の高さを5~10センチ程度低くした浴槽をお使いいただいていたのです。
いつかは、介護しやすい木製浴槽が必要だろうとおもいつついたのですが、取り立てて企画が進むわけもなく。
それに転機が訪れたのが、この夏の初め。箕面商工会議所さんからこの10月にある大阪勧業展に出展をしませんかというお誘いをいただいたからです。
大阪勧業展とは、大阪府下の中小企業が製品や、技術力、サービスのアピールを行い、販路の開拓やコラボレーションの醸成などをお来なく展示会なのです。毎年行われています。今年の会場はマイドームおおさか。
主催は大阪商工会議所さんなど、箕面商工会議所は共催の立場で参加しております。
毎年、1万人近い来場者がある大きなイベントなので、商品を周知させるにはよい機会です。それに今回は箕面商工会議所さんが出展費用の一部を補助してくださるというので、それなら是非とも活用すべきと考えて、このたび出展することになりました。
なお、出展を決めた段階では、介護浴槽の構想こそあったものの、詳細や仕様はほとんど決まっていません。つまり影も形もない状態。
無茶な。
そこで大阪にある保健や医療関係の大学で研究なさる先生のご意見や、当社なりの工夫をこらして仕様のあらかたが決まったのが8月のかかり。
でも通常のお風呂では、なんか寂しいかも知れない。
介護の現場にも華やぐものがあれば良いのではと思いい。木風呂に柄を入れようと思った次第です。
お風呂だから、富士山にしようかと思ったのですが、ちょっとベタすぎて笑ってしまうので、花植物の柄にしようという結論にいたりました。
植物の種類はあまたあるので、当社が位置するのは、箕面なので、紅葉にしようかと思ったのですが、「枯れゆく葉っぱ」を介護の現場のモチーフにするのは、いささか皮肉に感じるお方がいるかもしれないと思い。ここは日本人に最も愛される花、桜の花にした次第です。
なお、模様は桜なのですが、素材の木は桜ではありません。高野槇(コウヤマキ)という常緑針葉樹なのです。
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というわけなのです。
10月の大阪勧業展では実物が見れると思いますので、お近くの方はぜひともいらしてください^^