電動歩行アシストカートはクラウド対応なのです

未来医XPO’15ではiPS細胞が目玉展示だったのですが、もうひとつ気になった展示が医療ロボット。

ロボットで遠隔手術を施したりとは、まさに未来社会でして、この分野は、日本産業の屋台骨になるようにと国が後押ししていることもあって、各社さんも力が入っている様子がありありでした。

医療がメインの展示会ですが、超高齢社会にあっては欠かせない介護の分野でも展示スペースが大きく割かれておりました。

ここでの目玉は介護ロボット。と言っても、二足歩行のロボットが二本の腕で介護するような様子とは、まるで異なります。

介護とはいえ排泄や、移乗など特定の動作、作業に特化したロボットの展示です。

そのなかで僕が注目したのが電動アシストカート

電動アシスト自転車のしくみを使ったシルバーカーといえば、どういう製品かおよそ理解いただけるでしょうか。

つまり、かるく押すと、シルバーカーがするすると前に進むのです。

坂道を上がるときは楽々だし、降りるときもブレーキがかかって坂を転げ落ちるようなスピードが出ないようになっています。

い電動歩行アシストカートを押して高齢の女性が坂を下りています。

電動歩行アシストカートで坂を下るところ

大阪の某社さんが開発中の製品で、まだ市販されていないのですが、説明してくださった方によれば、この夏に発売しようと作業をすすめているところだそうです。

横からみたらわかるように、意外とコンパクト。荷物は最大で10キログラムまで運べるのだとか。

青い床の上に赤色の電動歩行アシストカート『ロボットアシストウォーカー RT.1』が二台置いてあります。

電動歩行アシストカート『ロボットアシストウォーカー RT.1』

モーターは後輪の近くにあり、電池はリチウムイオン。

驚くのが、GPS機能を備えていること。ケータイで使うSIMを差すことができます。そのSIMを使えばシルバーカーの居所がスマホやパソコンで確認できる仕組みになってるんですね。

しかも折りたたみ可能で、使わないときの収納についても考えられているとは気が利いてます。

こういうのが大阪で生まれたのが嬉しいですね。がんばれ大阪!

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