不整地だろうと雪の上だろうと沼地だろうと

きょうの大阪は昨日とは打って変わって真夏のように暑い。そんななか此花区のインテックス大阪で防犯防災総合展というところに顔を出してまいりました。

白色の樺に防犯防災総合展と書いてあります

防犯防災総合展

防犯や防災も高齢者や障害者にとっては重要な話しというわけでして。

さて、この会場で目を惹いたのが、Action TrackChair という車いす。その外観は、車いすの概念を大きく逸脱して、まるでガンダムに出てくるガンタンクのような姿。

車いすといえば、タイヤを四つ備えているのが相場といえます。

たまには六輪車というのもありますが、数はかなり少ないものです。

車いすのタイヤは細いので荒れ地や砂地、雪道では巧く通行できません。自動車だって同じですよね。

さて日本の道路の舗装率は約79%と、わりと高い方ですが、アメリカだとそれが65%ほどに下がります。国の大きさが違うのでしかたがないといえばそれまでですが。

そういう広い国で。荒れ地でも平気に通行できるような車いすがあって、タイヤではなくブルドーザーのような無限軌道を備えています。

無限軌道ってキャタピラーとも呼ばれているあれです。

画面にはキャタピラを備えた車いすが1台

キャタピラを備えた車いすActio Track Chair

三角形のキャタピラーをアップ

Achtion Track Chairのキャタピラー部分

ヘビーデューティーでしょ。もちろんアメリカ製。

追加で装備できるモノがこれまたが凄くて

  • ハイバックシート
  • ヘッドレスト

なんかは序の口

  • ヘッドライト
  • ガンホルダー(!)
  • ガンラック(!)
  • 3点式シートベルト

などと聞けば、車いすというより、ビークル(乗り物)、もしくはアーマー(兵器)を連想させます。

こん回見た製品には消火用のホース口が備わっていました。

消火用のホース口を備えています

消火用のホース口を備えています

正面から見ると迫力ありますね。

Action Track Chair を正面から見た様子

Action Track Chair を正面から見た様子

後ろ姿もヘビーデューティーな印象です。

Action Track Chairを背後から見た様子

Action Track Chairを背後から見た様子

さて大阪人の僕が気になるのは、やっぱり値段。

説明員の方にお値段を聞けば、円安のいまならば、軽く300万円を超えるとか。

普通乗用車が買えてしまう額でんがな。

造ったひとも立派ですが、買う人はどんな人なんでしょうか?

そっちのほうも気になります。

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