小さな成果を積み上げて
昨日は成人の日。
ちらほらと晴れ着姿のひと、背広を着込んだ若者を見かけると、頑張ってゆけよと声をかけたくなりますが、知らないひとなのでその点は自重しました。
しかし、いまのひとは実にファッションセンスがいいですね。
昔だって、女性は着こなしはもちろん、化粧だってきっちり決まってるし、男性はカラダにぴったりのスーツにワイシャツとネクタイが主流でしょうが、コンサバ過ぎず、かといって派手すぎず。そのあたりの匙加減が、良いところをついてます。
昔だって、おしゃれなひとも居たのはもちろんですが、その一方で、どうしようもないセンスのひとも、それなりに見かけたものですが、いまの若者には、そういうひとはほぼ見かけないのです。
「最近の若者といえば・・・・」で始まる愚痴は、昔からよく言われる言葉ですが、いまの若者は、服装のセンスはもとより、挨拶はキッチリできるし、喋らせるとそこそこの内容を話すし、だいいち話し言葉の文法はいまの若者たちのほうがずっと正しく使います。
少子化で日本の未来に悲観的な意見も多いですが、その昔より数が減った若者たち一人々々を見てると、結構しっかりしてるように思えます。
決して馬鹿で阿呆でもない若者に、僕みたいな者が何かを言えた義理ではないかもしれませんが、
ひとつだけ言うならば、
どんなに努力したところで、成果が出なくともそれはそれで良い経験。楽しんでください。
第一、いきなり大きな成果が出るのは、宝くじに当たるよりまれな出来事。
小さな成果でいいのです。こつこつと積み上げることができれば、そのうちにひとかたの成果ができあがります。
小さな積み木を積み上げると、ほら、こうしてお城だってでき上げあがりますから。
お城の石垣って、昔はひとの手でひとつづつ積み上げたんですよ。
あっ、昔のひとも、やっぱり偉大だ。