NEW BOX 2017 パナソニックの新製品内覧会
恒例のパナソニックさんが住宅設備機器の新製品内覧会 NEW BOX 2017 が今年も大阪は南港のATCホールで、催されています。
ATCホールがどうも定着しつつあるのですが、ここは駐車場からホールまでのルートがどうしても覚えにくい。
なぜなんでしょうね?
パナソニックさんは、事業の柱として重点的に取り組んでいるのが電気自動車の電池に代表されるような車載分野ですが、それと同じくらいに力を入れると表明しているのが、今回の展示会でフォーカスされる住宅分野。
津賀社長さんも日刊工業新聞のインタビューで「リフォーム、介護、家電と住宅を融合した住空間などの新分野を定義し、いろいろ仕掛ける。」と表明してるだけあって、今回の展示も住宅設備機器とネットとのコネクティビティを意識した展示になっていました。
室内照明やエアコンなどをスマートホンで操作できてしまうのは当たり前になろうとしつつあるようです。
スマートホンはわかりましたが、それではスマートスピーカーはどうなのか?
スマートスピーカーは、これからスマートホンと同じように普及するのでは無かろうかと目されている製品。
ヒトが喋るだけで、家の中の家電や設備をコントロールできる機能を備えています。
つまり、「リビングの照明を消して」とか、「寝室に冷房をつけて」とか、話しかけるだけで、それができてしまうという便利さ。
パナソニックの説明員さん3人にスマートスピーカーとの接続はどうなるのかと尋ねてみたのですが、どなたもご存じじゃありませんでした。
電気屋さんの会社ですけど、大丈夫でしょうか。
残念だったのは高齢世帯向けのリビングやキッチンなどの展示があったのですが、大きな段差があって車いすでは到底見ることができなかったこと。
介護は事業分野の中でも大事だという社長の言葉は、パナソニックの社員さんにはまだ浸透し切れてないようですね。
さて、室内ドア・フローリング・収納のブランドVERITIS(ベリティス)は質感やデザインが一層向上したように感じられました。
元々、ベリティスは原木に使い質感を見せるのが特徴でしたが、今回の新製品では、表面は木材をそのまま使ったドアなどが展示されています。
扉の蝶番を完全にフラットに見せる構造などもスッキリしたデザインを意識して開発されたのでしょうし。
ますますデザイン性は良くなっている印象。
やっぱり進歩してるなパナソニックさん。
今回に観せていただいた展示会での感想をまとめるとこうなります。