介護保険に大きな変更が起きそうで
本日は午後2時から、リーガロイヤルNCBで第12回近畿安寿会総会へと出席してありまいあした。
近畿安寿会とは、福祉用具製造の大手アロン化成さんの販売店、代理店で近畿圏に事業所をおくところが百三十社ばかり集まる組織です。
安寿とは、もちろんアロン化成さんのブランドのこと。
福祉用具販売と貸与の事業者の集まりなのです。
今回はその決算報告と新年度の方針、発表とその記念講演です。
福祉用具業界というか介護保険業界で大きな話題といえば、2年後の介護保険改正。
そこでは、軽度の要介護者を介護保険の対象外にしようという計画がもちあがっています。
要支援1と要支援2は介護保険の対象外になるかもしれない、いや、そうしたというが厚労省の意向。国におカネがないのはわかってますし。
要介護者の増大にともない介護保険の財政がいっそう苦しくなるのは目に見えていますし、何らかの対応が必要だというのは目に見えています。
それよりも保険給付によるサービスを地域包括ケア計画と一体にした事業に移行させようという考えは、この業界に大きな変革をもたらしそうです。せっかく育ってきた事業者ですが、ここで淘汰されそうですから。
厚労省はこの地域包括ケア計画は、自治体が行うようにしたい意向だそうですが、そうなると、財政的にゆとりのない自治体とゆとりのある自治体(ゆとりがあるとはどこもないと思いますが、あくまでも比較のことで)とで、この地域包括ケア計画の内容に差異ができるだろうと思えます。
地域主体でいきましょうという考え方は、ともすれば国の財政負担を減らす方便に使われかねないのですが、今回もそのような気がします。