浴室内で使うすべり止めマット（バスマット）のサンプル

福祉機器の市場に参入しようとするメーカーさんは、後を絶ちませんが、さきほどもゴム製品を扱って百余年という由緒正しい会社の営業さんがサンプル品をもってお見えになりました。

長年、工業用分野やプラント分野で商いをなさっていたのが、このほど初めて福祉機器の市場に製品を投入することになったのだとか。

某社さんの滑り止めマット

お品は、いわゆる滑り止めマット。

お風呂場では、バスマットとかで呼ばれることが多いあれです。

樹脂の表面に丸いディンプル加工がなされていてそれでグリップを確保しようという構造だと思います。

手のひらで触って動かしてみると、確かにしっかりと止まります。

製品がもつ本来の性能は、そう悪くないようです。

滑り止めマットの表面にあるディンプル加工

あとは消費者向けにいくつか改善点があるのですが、それよりも売り方が大事ですね。

というか、製品開発とは、まずは売り方を考え、それから製品の方向性を打ち出した方が上手くゆくと思います。

いままでにない優れた製品だから水が染みこむように市場に受け入れられました。

そういう成功談は実の所、そんなに多く無いように思います。あっても、かなり盛った話しではないでしょうか、おそらくは。

うちではこのサンプルを持って、介護の事業所さんから話しを聞いてみようかと思います。