おおっと、気になったのは
昨日の10月9日まで東京ビッグサイトで開催された第42回国際福祉機器展。
どのメーカーさん、ベンダーさんも新製品や新サービスのお披露目があるので、いまのトレンドと将来の傾向を知るうえで、この展示会のチェックは欠かせないところですかね。
ことしもしっかり各社さんの製品を拝見させていただきました。
福祉機器のフォローする範囲は、衣食住にかかる分野にまんべんなく広がっているので、もちろん介護パジャマや、介護食品、住環境の改善という製品はもとよりですが、経産省が力を入れているロボティクスを応用した製品が今回は多く出展されていたのは、うちのミヤザキ君が昨日にこのブログに書いていたとおり。
ロボットと言っても、実際に二本脚歩行するヒト型ロボットというは、ほぼ無くて、身体に装着して持ち上げ動作を補助するもの。また、歩行動作補助をして自力で歩けないひとが歩くことを目指したものなどもあれば、会話の相手をするものだったり、見守りや監視を目的とするものだったりと形状は様々。
珍しいものといえば、トイレで排便後におしりを拭くだけのロボットというのも出展されていました。既存の腰掛け便器で使えることを狙っているのがミソ。動いているところを見せていただきましたが、うーん拭き残しが無いんだろうか?
さて、こういうロボットが目に付いたのはともかく、僕にとって気になったのは、来場者に中国系の人々の多いこと。会場に行くすがらゆりかもめの駅や車内でも中国系の会話が耳についていたのですが、会場にゆくと、そこかしこに中国語。
言葉を聞かなくとも、どうも日本人とは違うファッションのひとも多いし。
会場を見れば、ツアコンさんが旗をたてて、そこについて行く大勢の視察者。その旗を見れば、中国語。きっと中国から来た福祉用具業界の団体さんなんでしょう。
こういうツアーが1つや2つでなく、そこかしこで見かけましたから、熱意もかなりのものだと思います。
聞くところによれば、ここでも展示物の爆買があったようで、出店者さんに聞くところによれば、展示物を指さして「こっからここまで全部ほしい」とか、「これ20台」など大口のまとめ買いまでしてたとか。
かの国も一人っ子政策の影響で、猛烈に高齢化が進んでますからね。福祉機器の市場は中国でも大きく拡大してゆくのでしょうが、やはり日中では文化的な感覚がちょっと違っているので、日本製品をそのまま導入してうけいれられるのでしょうか。