先端がクイッと曲がる! 段ない・ス
車いすを使うときで悩みは数あります。狭いところが通れないとか、砂利道だとタイヤが埋まって上手く進めないとか、急な坂だと登るのが大変で、また急な坂を下るのも怖いとか。
どだい、車いすは高低差のあるところは苦手です。
そういう悩みの一つが「段差」
玄関や入り口、たたきの段差はもとより、高さが5センチもあれば乗り越えるのに苦労するのがほとんどです。ましてや段差が10センチもあれば、介助者がなしに乗り越えるのはほぼ無理で、介助者がいたとしてもそれが力が弱いひとならば乗り越えるのに難儀してしいます。
階段などは段差の集合体、段差の魔神とも言えるほどで、車いすではお手上げです。
都市部での新しい建物は車いすに配慮した作りが増えてはいますが、古い建物、古い町、古い道路に段差はいくらでも残っています。
人様の建物に入れないとは悔しいですが、とやかく言えません。自分に所有権は無いのですから。
しかしもし自宅から外に出るのに段差があって諦めのは、これほど悔しいことはないでしょう。
そういう段差を解決する手段は、リフトとスロープの二つしかありません。ほかには階段を昇降する機械もありますが、一向に普及しませんので、例外みたいなもの。
リフトは多くの場合工事が必要ですし、費用も数十万円かかります。
一方でスロープですが、常設のスロープだと工事が必要ですが、移動可能、持ち運びできるスロープだと、段差のカ所に置くだけですから、工事は不要です。費用も安く、最も小さいタイプだと4万円代で入手が可能です。
ただスロープの大きなマイナス点といえば、段差の高いほど、スロープの全長が長くなることですね。その点、リフトは省スペースです。
高さが10センチの段差なら、介助者の介助があっても必要なスロープは約65センチ。
これが高さ15センチの段差となれば、介助者の介助をともなってもスロープは約100センチも必要です。
もし段差の高さが30センチもあらば、介助者が力があって必要なスロープは約175センチになるのです。
こういうスロープですが、持ち運び可能なタイプを選ぶときの着目点は5つ
- 段差の高さに、スロープの長さは充分か。
- 段差の高さに、スロープは短いすぎないか。
- スロープは重さが何キログラムまで耐えられるか。
- スロープ自体の重さは何キログラムか。
- スロープをたためるか。たたんだとき収納場所に収まるか。
主にこうなるのです、それにつけ加えるとすれば、次ですね。
- スロープを段差に引っかけたときスロープの先端は浮き上がらないか。
スロープは段差に載せたときスロープの先端が浮いていると、車いすが通過すると不安定になるのでヒヤッとするんです。
その点で、この『段ない・ス 先端可動タイプ』は、ほかのスロープと比べて安心といえるでしょうね。
スロープの先端がクイッと曲がって、段差を捕まえるようにきっちりと収まるのです。
段差スロープを選びたいけど、決め手にかける方にどうぞ。