さよなら、レオン・ラッセル
昨晩、ラジオを聞いていると、印象的なピアノの降下音、聞き慣れたあの曲が流れてきました。
「ア・ソング・フォー・ユー」と題されるこの曲。数多くのテレビコマーシャルに繰り返し採用されました。大抵のひとは、一度くらいは耳にしたことがあるとは思います。
僕が一番に連想するのは、アサヒビールのスーパードライのBGMで使われたときでしょうか。
久しぶりに聞くときめ細かな展開にあらためて感動していたのですが、曲が終わると同時に作者のレオン・ラッセルが亡くなったと、アナウンサーが静かに伝えました。
彼の公式ウェブサイトで、11月13日にオクラホマ州タルサの実家で睡眠中に永眠したとのことでした。
今年も多くのミュージシャンが最後のときを迎えました。プリンスやグレン・フライ、モーリス・ホワイト、デヴィッド・ボウイは、まだ活躍して欲しかった人たちですが、レオン・ラッセルの死は、最も大きな喪失感を僕にもたらしました。
彼の名前を知らないひとでも、「ディス・マスカレード」「スーパースター」などは何度となく聞いたことがあるでしょう。
曲づくりまさに天才的な能力を発揮したひとです。
ご冥福をお祈りします。