キタニさん創立50周年おめでとうございます
岐阜県の高山市を拠点に北欧の家具を製造販売なさる会社がキタニさん。
高山市といえば、いまヒット中のアニメ映画『君の名は。』で飛騨市とともにモデルになった場所がちらほらあるらしいとも聞きますし、からくり人形が載る山鉾が巡行するで高山祭でも有名な土地。
とにかく山深いところで、周りは山々に囲まれた街です。
岐阜県は木工が盛んな地域だからでしょうか。細かいところまで気を配る仕上げゆえ、お客さまに安心してお勧めできる質の高い製品をつくりだしていらっしゃいます。
当店で販売するキタニさんの製品は電動昇降椅子のマルチ5Sが代表でしょうか。
一見するだけで、介護市場に出回る製品のなかでは、デザイン性の高さがわかるものかと思います。
そのキタニさんが創業五〇周年をお迎えになり、その記念祝賀会が催されたので、僭越ながらお祝の席を汚しに行ってまいりました。
キタニさんは北欧家具の修理では、北欧でも一目置かれる会社さんだそうで、駐日デンマーク王国の大使さんとも交流があるというので、このたびの創業五〇周年をお迎えになり、その記念祝賀会は、その駐日デンマーク王国大使館で催されました。場所は東京は代官山です。
日本の企業さんで駐日大使館で祝賀会を開ける会社さんとは驚きです。その技術をいかに高く評価されているのかと知りまして、いままでキタニさんの扱いがぞんざいだったように思え反省しきりでした。
さて、大使館の外観は威圧的なところなど微塵も無いモダンなコンクリート建ての物件。物々しい警備もなくいたって平和な風情です。
内装は木材を基調にした床と壁、そこに北欧らしいシンプルでも洗練されたラインの家具が配置されているものでして、知性的な空間でした。
祝賀会は高山市の財界(?)のみなさんや、著名なデザイナーさんがいらして華やかなもので、自分がこんなところに居てよいかと恥ずかしいやらびびるやら。
途中では、大使夫妻との記念写真まで撮っていただきました。
さてそのキタニさんの事業は50周年を節目とし、次から海外へ打って出て行くそうで、今回はその海外市場をフォーカスにいれたブランド『KIUM』(キウム)のお披露目も同時になされました。
デザインはイタリアのオリベッティにも在籍した梅田正徳さんに関わってるそうですから、これは力の入ったプロジェクトですから、ぜひとも成功していただきたいと思います。
さて、きょうそのキタニさんから記念品とそのときのお写真が当店に届きました。
ありがたく頂戴し、末代までの宝にいたしたく思います。
うちの会社で大使館にゆくことなど、この先に二度目があるとは思えないからです。
気を引き締めてうちも社業を盛り上げなくてはならないと、心を新たにして励みます。