要介護者のポジショニングに最適なクッション
介護の現場でポジショニングといえば、要介護者の安定した姿勢をつくること。
自力で動くのが難しい要介護者さんが、同じ姿勢ばかりとっていれば、特定の部位に体圧がかかり過ぎて褥瘡(床ずれ)を作ったりします。また、筋肉が固まってしまうため関節の拘縮や変形をもたらすことさえあります。
ポジショニングは褥瘡を作らないためにが、とても重要なことです。たとえ褥瘡ができたとしても、良いポジショニングをつくることで、褥瘡を悪化させることを防ぎ、また関節の拘縮を最小限にするにも役立ちます。
また良いポジショニングをつくることで、要介護者さんの動きを促進し、能力や可能性を広げるのにも役立ちます。自身で動くことができれば、呼吸、消化、血液循環など体内の活動を促進することに役立つのです。
タオルやパッド、クッションなどを用いて、特定の部位に圧力がかかり過ぎることがないように、また要介護者さんにとって、居心地のよい姿勢が取れるようにすることが大事です。
通常、同じ姿勢でいるのは、2~3時間。
それくらい経つと、別の姿勢(ポーズ)を変えます。介護や看護の現場では体位変換と呼ばれてまますね。
さて、ポジショニングで最も重要視されるのが褥瘡予防。
それには、次の3つを心がけます。
- 接触面積を増やす。よって特定の部位に体圧はかかり過ぎることを防ぐ。いわゆる圧力のを分散です。
- 皮膚の表面に通気性を確保する。褥瘡にとって蒸れは大敵。カラダから発する汗をこもらせることは、極力避けねばなりません。
- 体位変換を行う。だいたい2~3時間ごとに体位変換する。
褥瘡を作りやすいカ所は、要介護者さんの姿勢にもよりけりですが、仙骨やカカト、後頭部や肩甲骨、それに大腿骨大転子や腸骨がもっと多いところでしょう。
こういったカ所に体圧がかかりすぎないようにするには、クッションを用いてポジショニングをつくることが大事です。
ポジショニングにとってクッションはとても重要な道具なのです。
つまり、クッションに求められる機能は、姿勢保持。しかし、それと同じくらいに重要なのが通気性です。
カラダのポジションを確保できても、通気性が悪くて蒸れが生じてしまったら、褥瘡予防に元も子も無いわけです。
そこで、今回ご紹介するのは、通気3層クッション。
超軽量のふっくらビーズで、姿勢保持の機能をもたせ、
その表面を通気ビーズでサンドイッチした構造なんです。
超軽量のふっくらビーズの層に通気性・放熱性に優れた通気ビーズの層を分けて入れることにより安定感とやわらかさを確保しています。
自宅でお洗濯できて、乾燥器にだって対応できるのが嬉しいところですね。
大きさは、横が約60センチに、縦が約38センチ、厚みは約14センチです。
カバーのお色はベージュとパープルの二種類ございます。
介護の現場でぜひご活用を!