傾斜鏡 車椅子利用者の複雑な気持ち
車椅子を使ってて、洗面所に行ったとき、鏡を見ても自分の頭しか写っていないことがあります。
理由は単純。つまり、鏡の高さと車椅子に乗ったままの頭の位置とが一致していないからです。 だから車いす用トイレなどにあるのが、この傾斜鏡です。
一見、車いす利用のことを考えているようなのですが、しかし、映った自分を見たときに、きもーち不自然に思えます。
それは、鏡に映った自分の背景に映るものが傾いているからなんです。
もし車椅子利用者のこと考慮するのなら、こんなふううに傾斜した鏡は、さほど必要ありません。洗面所につける鏡の位置が、洗面器の位置より高いところに設置するから傾斜させる必要になるのです。
普通の鏡を洗面器のすぐ上から設置すればいいのです。もしそれで立っているひとが映らないのなら、縦に長さのある鏡にすればいいのです。そうすれば、立っているひとでも車椅子利用者でも不自由なく利用できます。
実は、だれでも知っていることだと思いこんでいたのですが、意外と知らないのがいて、それが「ウチの社員」だった!ということを知りました。
「まだ入社1年目だし・・・」、「学校を出たて・・・」だし、とか頭をめるぐるけど、やっぱり、社員教育がたりません。少し反省、だいぶ反省。きょうも反省。
TOTOの傾斜鏡 LM530 そこそこ高い位置に取り付けしても車椅子利用者が、自分の顔を見られる鏡です。
TOTOの照明付傾斜鏡 LM531 照明があるのはいいことです。
(宏)