NEW BOX 2018 パナソニックの新製品内覧会
パナソニックさんの電材・住建合同新商品内覧会 NEW BOX 2018 が一昨日から開催されてまして、本日が最終日。
会場の大阪南港のATCホールまで行って来ました。
駐車場が混み混みだったので予想してましたが、会場の入り口周辺は、多くの来場者が集まっています。
混んでるなかパナソニックで当社担当のKさんがいらしてアテンドしてくださいました。
会場に入ってまず目を惹いたのが、横長で湾曲した巨大なスクリーン。
古い映画ファンならシネマスコープのようだと言えばわかってもらえるかも。こっちのほうがシネマスコープよりさらに横長だと思います。こういうのを見るとテクノロジーの優位さを、パナソニックさんがアピールしたいんだるなと感じてしまいます。
でもここはさすがは、オーディオ・ヴィジュアル製品のメーカーでもあるパナソニックさんならでは。
この展示品 NEW BOX 2018 は、住宅設備機器、いわゆるキッチンやお風呂、トイレといった水回り設備、建材、外構に照明、電気設備、エアコンなどの電化製品といった幅広い新商品がお披露目するもの。全国各地で順番に開催されています。
さすがは世界のパナソニックだけあって、非常に幅広い分野にわたっているのは、他の住設メーカーさんとはかなり違っていました。
今年の展示会で特徴的だったことのひとつははオーディオに関する展示。
LED照明にブルートゥーススピーカーを備えて、テレビの音をより生々しい音響で聞かせるシステムがあって、僕が少し欲しくなってしまいました。
浴槽の中のお湯にLED照明を投下してリゾート気分を味わうシステムも展示されていました。
LED照明は1/fの『ゆらぎ』を演出するそうでお風呂でのリラックス効果を促進するのを狙っているようです。
家のなかでリラックスできる空間といえば、お風呂。そのお風呂のアメニティ性を高める工夫を各社さんがとりいれてますが、照明で安らぎをもたらろうという試みは、よそにはない物ですよ。
その浴槽ですが、長辺側の中央だけ高さ低くしたデザインを取り入れています。
これは、浴槽にはいるとき跨ぎやすいようにとの配慮でして、他のメーカーさんでは既に取り入れてるデザインですね。
トイレで人気のアラウーノの最高級クラスは便フタのデザインを変えて、スッキリした印象。
洗剤の投入部は便フタの下になりました。
パナソニックさんは一体型便器はこのアラウーノでシェアをグンと増やしたのですから、ここで商品力を強化してさらに他社を引き離そうというところかも。
次に洗面化粧台ですが、この機種、照明のスイッチに触れなくとも電源のオンとオフの切り替えができます。それだけで無く照明の明るさも手を触れずに変更できるのです。
スイッチは正面にある三枚の鏡で、中央の鏡に備えています。鏡の左側でやや下のところで光っているのがそのスイッチ。
石鹸がついた濡れた手で触らないのでスイッチ部分が汚れませんから、衛生的ですね。
システムキッチンのLーCLASSは、4個のIHヒーターを備えた機種を展示なさってました。IHヒーターだけで120万円!。恐ろしいほど高価です。
ことしで目をひいたのが、スマートスピーカー対応の製品が増えていること。
去年のNEW BOXでは、何人かの説明員さんにスマートスピーカー対応は、どうなってるのか尋ねたのですが、どなたもお答えられなかったことを思えば、だいぶんと変わりました。
今はまだ、グーグルのスマートスピーカーとの検証にちからを注いでいて、アマゾンやラインのスマートスピーカーのことは後回しのようです。
また家の設備をスマートフォンでコントロールするシステムはかなり面白そうです。
スマホから『外出』のボタンをクリックすると、家の鍵をかけ、シャッターを下ろし、エアコンや照明のスイッチをオフにするなどできてしまうのです。
また、帰宅前に自宅エアコンのスイッチをオンにすることも可能です。
IoTを臭わせる新商品は、さすがに家電メーカーさん。ほかの住設メーカーとは一線を画していますね。
さて、ほぼ最後に展示されていたのが見守りシステム。
エアコンに見守りセンサーを備えていて、介護サービスの事業者さんに要介護者の状況を通知するシステム
人感センサーやドアの開閉センサーを組み合わせると、要介護者の動向がよくわかります。
また、要介護者を見守るカメラにはマイクが備わっていて、要介護者と遠くのサービス事業者、またはご家族が会話することもできるそうです。
厚労省は、介護が必要なひとを施設から在宅へ移そうとしてますから、こういう見守りシステムはかなり有望な分野です。
見守りシステムは非常に多くメーカーから発売されていますが、パナソニックさんのような大きな会社さんが乗り出してくると小さいメーカーさんは脅威でしょうね。
さて、パナソニックで当社担当のKさん。住設分野が本職ですので、照明はおろか、オーディオヴィジュアルや見守りシステムは、すっかり門外漢のようです。
いくらメーカーの社員とはいえ、ひとりの人間がフォローするには分野が広すぎて、もはや手に負えないもよう。大丈夫でしょうかKさん、いや住設営業所のみなさん。