災害のとき、車椅子利用者を階段で降ろすには
今週の土曜日、1月17日は、き阪神淡路大震災から満20年。
10年ひと昔ともいうので、すでに、ふた昔のことなのですが、僕にはそうは思えないほど。
あっと言う間でしたね。
メディアでは災害発生時の対応を語りますが、自力で逃げられるひとはともかく、車椅子利用者場合は、行動できる範囲がかなりせばまります。
たとえば車椅子利用者が、あるビルの、3階に居たとします。そのとき、大地震が来たら、エレベーターは停まります。
異常が無くとも安全のため停まり、最寄りの階で扉を開きます。そのあとはエレベーターの技術者が点検しないと動きません。エレベーターとは、そのように設計されているんです。
そのとき車椅子利用者はどうやって下階へ降りるか。
自力で歩行できないから車椅子を使ってるわけで、誰かの助けが無ければ逃げられません。
介助者がおぶって逃げるのは、一つの案です。3階だとすれば、介助者が健常な男性ならば、独りくらいはおぶって降りられます。
でも、5階ならどうですか?
車椅子利用者の体重が100キロもあったら、どうしますか?
そういう事態を想定して開発されたのが、非常用階段避難車 キャリダン CD7-1
地震や火災など、災害でエレベーターが使えなくなったとき、車椅子利用者など歩行が困難なひとを安全に階段から降りるための福祉機器なんです。
電気などの動力は使わない人力だけで動く機器です。
入居者さんや利用者さんの脱出に問題がありと抱えてるならご検討を。