防災の日・災害と障害者
防災用品・災害関連用品に、このところ力を入れている当店ですが、今日は防災の日。
そして大阪は雨、このところ全国的に見れば、雨が半日で1カ月分降るなど異常な降り方をするかと思えば、一方では渇水だったり。地震で揺れるなり竜巻に襲われるなり、日本の気候は地球的に見ても穏やかとは言いがたいのかもしれません。
普通に暮らすと忘れがちですが、防災は障害者や高齢者はひとたび災害にあえば、いっそう困難な生活を強いられます。
避難所に行くとなれば、環境の変化適応するには健常者よりずっと時間がかかりますし、第一適応しきれないかもしれません。その避難所で、トイレが車椅子対応していないなどはもとより、ベッドがあるのか、おむつを交換できるのかなど課題はいくつもあります。
立って歩けないなどの四肢障害者ならば、どうやって避難するのかが大きな課題です。
視覚障害者なら、どこへ避難すべきかを認知するのが大変です。誰かの助けがなければ行くべき避難所の包囲さえわかりません。聴覚障害者も避難の呼びかけや誘導が音声情報だけで行われたなら、自分の逃げ場所さえ把握できないのです。
様々な障害があるわけで、個別の障害に対応するのが大変なのは容易に想像できるかと思います。
高齢者には持病を抱えているひとが数多くいます。薬の確保はどうなるでしょう。
阪神大震災の後、国は法律で「福祉避難所」の規定を設けましたが、実のところこうゆう設備はまだまだ準備が足りていないように思えます。国も市町村も対応しきれないのが実情でしょう。
きょうを機会に災害と障害者高齢者、そして防災について考えたいものです。